不妊治療のやめどき

1年間、仕事を辞めて不妊治療に専念してみた(43歳だった7年前を振り返りつつの日記)

不妊は病気なの?

不妊治療」

 

その呼び方に、常々、疑問というか、違和感を覚えます。

治療って、病気やケガ、何らかの不具合を治す時に使われる用語ですよね。

 

それが、不妊にくっついて「不妊治療」。

 

いや、私、いたって健康ですけど?

ちょっと妊娠しにくいだけで。。。。。

 

不妊治療という言葉を聞いたり見たりするたびに、

自分でも使っちゃってるわけですが、

なんだか不妊な私の体はどこかに不具合がある、

できそこないだ、って言われている気がして、

気持ちがうつむく。

 

不妊治療に専念していた7年前。

今から思い返すと、ささいな言葉やできごとに敏感に反応し、

周りから「だめだ、だめだ」と言われている気がして、

自分でも自分を「だめだ、だめだ」とさらに追い込んでいた気がします。

このブログを読んでくださっている方も、そうかもしれません。

 

不妊は病気じゃないし、不具合でもない。

不妊治療がきっとうまくいく、なんて適当なことは言いません。

現に私は、できなかったから。

でも、不妊治療の今そして未来がどうであろうと、

「だめだ」と自分を追い込む必要なんてない。

妊娠しにくい、妊娠できない。

虫歯が多い、視力が悪い。

おんなじようなもん。

 

うん。だから。

今なら「妊活」って言葉っていい。

不妊という病気を治療するなら、マイナスをゼロにすること。

だけど妊活なら、ゼロから何かを創造することだから。

7年前にその言葉があれば、私ももう少し、うじうじせずにすんだのかもしれないな。