不妊は病気なの?
「不妊治療」
その呼び方に、常々、疑問というか、違和感を覚えます。
治療って、病気やケガ、何らかの不具合を治す時に使われる用語ですよね。
いや、私、いたって健康ですけど?
ちょっと妊娠しにくいだけで。。。。。
不妊治療という言葉を聞いたり見たりするたびに、
自分でも使っちゃってるわけですが、
なんだか不妊な私の体はどこかに不具合がある、
できそこないだ、って言われている気がして、
気持ちがうつむく。
不妊治療に専念していた7年前。
今から思い返すと、ささいな言葉やできごとに敏感に反応し、
周りから「だめだ、だめだ」と言われている気がして、
自分でも自分を「だめだ、だめだ」とさらに追い込んでいた気がします。
このブログを読んでくださっている方も、そうかもしれません。
不妊は病気じゃないし、不具合でもない。
不妊治療がきっとうまくいく、なんて適当なことは言いません。
現に私は、できなかったから。
でも、不妊治療の今そして未来がどうであろうと、
「だめだ」と自分を追い込む必要なんてない。
妊娠しにくい、妊娠できない。
虫歯が多い、視力が悪い。
おんなじようなもん。
うん。だから。
今なら「妊活」って言葉っていい。
不妊という病気を治療するなら、マイナスをゼロにすること。
だけど妊活なら、ゼロから何かを創造することだから。
7年前にその言葉があれば、私ももう少し、うじうじせずにすんだのかもしれないな。